P/ECE専用ソフト

PieceEditor「PE」

Version 1.00a



1.はじめに
 このソフトは、AQUAPLUSから発売されたP/ECE上で動作するテキストエディタです。このマニュアルは、現在搭載されている機能の紹介と、その操作方法を書き記した物です。今後のバージョンアップにあわせて、マニュアルの内容も変化しますので、利用しているソフトのバージョンとマニュアルのバージョンが、合っていることを確認してご利用ください。
 なお、現在のバージョンに限らず、このソフトを利用することで受けた金銭的・精神的・その他のいかなる被害がありましても、その責任は取りません。ご自分で責任が持てる範囲で、このソフトをご利用ください。ただし、プログラム上の問題点は、出来る限り改善してゆきます。




2.インストール方法
 アーカイブの内容物のうち、pe.pexを、WinIsd等のコミュニケータソフトを使ってP/ECE本体にコピーしてください。フラッシュメモリの容量は4セクタ利用しますので、P/ECE本体のフラッシュメモリは4セクタ以上空けておいてください。また、データをセーブするために、最低1セクタ利用しますので、合計5セクタ以上空けておく事をおすすめします。
 (※WinIsdの詳しい使い方は、オフィシャルのマニュアルをご覧ください。)



3.起動方法

 「PE」のインストールが完了したならば、のアイコンを選択してAボタンを押してください。このソフトにはタイトル画面が存在しません。起動直後は、メインメニュー画面になります。

 ここで、「編集」を選択してAボタンを押すと、テキストの編集が出来ます。編集方法は、「5.機能紹介と操作方法」の項目で説明します。
 既にあるファイルを読み込みたい場合は、「SAVE & LOAD」を選択します。すると、セーブ・ロード選択画面になりますので、「LOAD」を選択してください。ファイルの一覧が表示されます。この中から、開きたいファイルを選んでAボタンを押すと、ファイルを読み込みます。読み込むデータの容量制限は、102,399バイトです。ファイル一覧には、startup.pexなどのP/ECEの動作上重要なファイルも表示されます。このようなファイルは、絶対に開かないでください。誤って編集して保存した場合など、P/ECEが動作しなくなる可能性があります。ここで開くファイルは、シフトJIS規格で書かれたテキストファイルだけにしてください。(リターンコードはCR + LFのみ対応しています。)




4.基本操作
 このソフトは、P/ECE本体についている各ボタンを押すことで操作します。各ボタンにはそれぞれ主な機能として下のような命令が設定されています。しかし、場合によっては例外的な使い方をしていることがあります。各機能個別の操作方法は、別途記述内容を参照してください。

ボタン主な機能
十字キーカーソル移動
Aボタン選択決定/編集
Bボタンキャンセル/前に戻る
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタンエクストラボタン

終了方法
 STARTボタンを押すことで画面上部に現れるメニューから、左右キーで終了を選び(選んだメニューは反転表示されます)、Aボタンでこのソフトを終了します。文章の編集中も終了することが出来ますが、データのセーブはされませんので、必要なデータは、予めセーブしておいてください。



5.機能紹介と操作方法
 ここでは、本ソフトが現在搭載している機能と、その操作方法を紹介します。

1.メインメニュー


 本ソフトのメインメニューです。現在選択できるのは、「編集」「閲覧」「SAVE & LOAD」です。

使用ボタン
ボタン機能
上下ボタンメニュー選択
左右ボタン(未使用)
Aボタンメニュー決定
Bボタン(未使用)
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタン(未使用)

※上部メニューに関しては別に説明します

2.データ閲覧

 
 入力された文章を表示します。一度に表示できる文章は、最大6行です。文章中にはリターン記号やタブ記号も記述されます。画面上下に▲▼の印が出ている場合は、画面外にも文章が続いていることをあらわしています。十字キーでカーソルを移動させてゆくことで、それらを表示することが出来ます。Aボタンを押すと編集モードに入ります。スタートボタンを押すと、上部メニューを開きます。

使用ボタン
ボタン機能
十字ボタンカーソル移動
Aボタン編集
Bボタンメインメニュー画面に戻る
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタン(未使用)

※上部メニューに関しては別に説明します


3.データ編集画面


 この画面には、メインメニューで「編集」を選ぶか、データ閲覧画面でAボタンを押すと来ることが出来ます。
 画面上半分には、編集中の文字列が表示されます。文章の上下に▼▲が表示されているときは、画面外にも文章が続いていることを示します。文章中にはリターン記号やタブ記号も記述されます。画面下半分には、簡単な操作説明、現在の入力モード、入力文字などが表示されます。(入力モードによって表示内容は異なります。)
 入力モードは、以下の5つです。
入力モード内容
カーソル移動入力位置の移動/入力内容の決定
半角挿入半角文字を挿入
半角上書き半角文字で上書き
全角挿入全角文字を挿入
全角上書き全角文字で上書き
 これらは、SELECTボタンを押しながら上下キーを押すことで切り替えます。
 (各モード共通操作)
 Bボタンを押すと、カーソルの直前の文字が1文字削除されます。
 SELECTボタンを押しながらBボタンを押すと、編集内容を破棄して直前の画面に戻ります。
 STARTボタンを押すと、画面上部メニューを開きます。
 (カーソル移動モード)

 十字キーでカーソルを移動できます。他のモードでカーソル位置は、変更できません。
 Aボタンを押すことで、入力内容を決定することが出来ます。画面は、編集に入る直前の画面になります。
 (半角挿入/上書きモード)

 左右キーで入力文字を決定し、Aボタンで文字を入力します。入力する文字は、左下の枠内中央の文字です。▼で示した文字です。
 アルファベットを選択しているときのみ、上下キーで大文字小文字を変更できます。
 (全角挿入/上書きモード)

 十字キーで入力文字を選択し、Aボタンで入力します。入力する文字は、画面左下の枠内の中央に示された文字です。左右キーで1文字ずつ移動、上下キーで10文字ずつ移動です。
 SELECTボタンを押しながら左右キーで入力したい文字に早くたどり着けるように、ジャンプが出来ます。ジャンプ先は、ひらがな・カタカナ・ギリシャ文字・漢字「あ」・漢字「か」・・・漢字「わ」・漢字部首1画・漢字部首3画・・・漢字部首9画・記号・英数字です。

 また、どのモードにおいても、STARTボタンを押すことで現れる上部メニューから、「挿入」を選択して、更に表示される選択肢から「タブ」又は「改行」を選ぶことで、それらを文章中に挿入することが出来ます。
(挿入)(タブを選択)

使用ボタン(※詳細は説明文を参照のこと)
ボタン機能
十字キーカーソル移動/入力文字選択
Aボタン文字入力/入力完了
Bボタン1字削除
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタン他のボタンと併用

※上部メニューに関しては別に説明します

4.セーブロード選択画面


 データのセーブをするか、ロードをするかの選択画面です。
 上から順に、ファイル名をつけて保存・現在のファイルに上書き保存・ファイルロードです。
 「保存」を選択すると、ファイル名入力モードになります。左右キーで入力文字を選択してAボタンで入力します。デフォルトでは、「newfile.txt」が入力されています。入力する文字は、画面左下の枠内に表示されます。入力できる文字は、「a」〜「z」と数字と「_(アンダーバー)」です。
 SELECTを押しながらAボタンを押すと保存します。
 SELECTを押しながらBボタンでファイル名入力モードから抜け出します。
 Bボタンで1字削除します。
 SELECTを押しながら左右キーでカーソル移動も出来ます。
 「上書保存」は、現在開いているファイルに保存します。
 「LOAD」は、ロードファイル選択画面に移行します。

使用ボタン
ボタン機能
上下ボタン項目選択
左右ボタン入力文字選択
Aボタン決定
Bボタン前の画面に戻る
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタン左右キーと併用

※上部メニューに関しては別に説明します

5.ロードファイル選択画面


 読み込むデータを選択する画面です。
 P/ECEに入っているファイルを全て表示します。
 決定ボタンを押すと、ファイルの読み込みをします。閲覧中のデータは破棄されます。

使用ボタン
ボタン機能
上下ボタンファイル選択
左右ボタン(未使用)
Aボタン決定
Bボタン前の画面に戻る
STARTボタン時計/上部メニューの表示・非表示切り替え
SELECTボタン(未使用)

※上部メニューに関しては別に説明します


6.上部メニュー

(メニュー+時計)(時計のみ)
 各画面でSTARTボタンを押すことで、これを表示することが出来ます。STARTボタンを押すごとに、メニュー+時計・時計の未表示・メニュー系表示無しと変わります。上部メニューが出ている間は、通常の操作は行えません。
 メニュー表示中にBボタンを押すと、上部メニューと、時計を両方消します。
 (メニュー表示内容)
 キャンセル:STARTボタンを押した時と同じように、時計のみの表示になります。
 上書:現在開いているファイルに上書き保存します。ただし、誤操作防止のために、SELECTボタンを押しながらAボタンを押さないと反応しません。上書きが完了すると、メニュー部の表示が、「上書き保存完了!」になります。何かキーを押すと元の表示に戻ります。
(セーブ完了)
 終了:このソフトを終了します。その際にデータのセーブは行われませんので、必要なデータは、予め保存しておいてください。
 空:メモリの空き容量です。選択は出来ません。このソフトでは、気にする必要はありません。

使用ボタン
ボタン機能
上下ボタン(未使用)
左右ボタンメニュー項目選択
Aボタン決定
Bボタン上部メニューと時計を消す
STARTボタン上部メニューを消す
SELECTボタンAボタンと併用で上書き保存




6.終了方法

 STARTボタンを押すことで画面上部に現れるメニューから、左右キーで終了を選び(選んだメニューは反転表示されます)、Aボタンでこのソフトを終了します。文字列などの編集中も終了することが出来ます。
 その際、データのセーブはされませんので必要な場合は、予めSAVEを行っておいてください。



7.今後の予定
 このソフトは、動作が重いです。大きなファイルを開いて、文章の先の方を読むときなど、そのもたつきが鬱陶しく感じると思います。考える限り、改善の余地はありますので、今後は、その辺を何とかする予定です。





8.終わりに
 現段階では、かなり低機能なエディタですが、暇を見つけながら何とかしていくつもりですので、今後も、どうぞよろしくお願いします。




2002年1月31日
けえねす


ソフトウェア更新履歴
更新日Version更新内容
2002.01.291.00とりあえず完成
2002.01.311.00a全角入力の文字選択部分で一部表示がおかしい部分を修正